● 8か月の沈黙と、問いかけ
この8か月間、私は自分自身の「これから」を
じっくりと見つめ直していました。
かつては週に5日、時には7日も道場へ通い、
昇段という高い壁に向かって、
ただがむしゃらに打ち込む日々。
しかし、ふと立ち止まった時、
心の中に一つの問いが浮かびました。
「私は、何のために戦っているのだろう?」
● がむしゃらな日々を手放して
以前の私は、昇段や技術の向上こそが
全てだと思っていました。
けれど、年齢や体力の変化を無視して走り続けることは、
時に「好き」という純粋な気持ちを
すり減らしてしまうこともあります。
この空白の期間、私は「頑張ること」を
一度お休みしてみました。
そこで見えてきたのは、
器の小さな自分や、邪悪で欲深い心……(笑)。
でも、そんな自分も丸ごと抱えて
生きていくしかないのだと、
ようやく気づけたのです。
● たどり着いた「細く、長く」という境地
「無理のないペースで、心地よい汗を流したい」
そんなシンプルな願いにたどり着くまでに、
8か月という時間が必要でした。
これからは、
昇段を目指して自分を追い込む形ではなく、
自分の体調や心と対話しながら、
一歩一歩を慈しむように稽古をしていきたい。
「空手に先手なし」。
この言葉の本当の意味を、
これからの「細く長い」挑戦の中で
見つけていこうと思っています。
● やはり、私は空手が好きなんです。
結論は、驚くほどシンプルでした。
やはり、私は空手が好きなんです。
だから、私は再び空手の稽古を始めます。
健康を意識し、今の自分にしか打てない突き、
今の自分にしかできない型を追求していきたい。
無理せず、けれど情熱は捨てず。
新しい私と空手の物語が、今日からまた始まります。
