1.届かない返信、募る心配
腰椎を痛めて入院していた友人。
退院したと聞いて心から安堵していましたが、
送ったメッセージへの返信がまだ届きません。
「あまりしつこくしても負担になるかな……」 そう思うと、
次の一手も打てず、今はただ静かに状況を見守るしかありません。
便利な世の中になり、指先一つでつながれるようになったからこそ、
その**「返信がない時間」が、以前よりも長く、
重く感じられてしまう**のです。
2.「見舞い」と「遠慮」のあいだで
本来ならすぐにでも駆けつけて、顔を見て安心したい。
けれど、腰の怪我は起き上がるのも、座っているのも辛いもの。
落ち着くまではお見舞いも控えるのが優しさだと、
自分に言い聞かせてきました。
相手を思いやって控えている「お見舞い」と、
顔が見えないからこそ膨らんでしまう「心配」。
この二つの感情の板挟みが、今の私を少しだけ苦しくさせています。
3.これは「とり越し苦労」でしょうか
返信がないのは、まだスマホを手に取る余裕がないほど痛むからだろうか。
あるいは、ただゆっくり休んでいるだけだろうか。
あれこれ考えてしまうのは、
私の**「とり越し苦労」**なのかもしれません。
でも、30年来の友人だからこそ、小さな沈黙さえも気になってしまう。
それだけ私にとって、彼はかけがえのない存在なのだと再確認しています。
今は、「返信がないのは、静かに療養できている証拠」。
そう前向きに捉えて、
もうしばらく彼からの便りを待ってみようと思います。
友よ、焦らずに。あなたのペースで、
また元気な声を届けてくれるのを待っています。
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