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もうすぐ昇段試験。
黒帯を取るぞ!
下段払いの時、引きを強く早く引く。
目付けは顔を水平に横に、歌舞伎役者のように動かす。
セイサン半月の時の鷺受け、足の運びは能のように、立ち上がらず前膝を折ったまま前に進む。
首を伸ばし、肩を下にさげ両脇は閉める。
目線は正面→紫の横幕、右横→写真の額、真後ろ→壁の穴をふさいだ真四角べニア、左横→非常出口の看板。
すべての動きは、顔を向けてから動く。
足→腰→手の順序で。
突きの時、後足の踵を回すには鼠径部を折るまで体を回す。後ろの膝を伸ばすには前足をもっと折る。
移動の時、下段払いの四股は後ろの足を真横まで開く、四股をめいいっぱい開いて体を横にする。顔は前を見たまま。
移動で下がる時、手刀も拳も最後の最後まで残して、腰の回転で拳を引く。
移動の上段受けの時、上げた腕の方の腰を入れて鼠径部を折る。
中段下段受けは、頭を上下させない。最初の時だけ下に沈む。
前蹴りは、膝を帯び上まで上げて前に投げ出して、もとに戻す。型の時も同じ動きで蹴る。
アーナンクの最後の手刀受けは、両方ともしっかり決めてから次に動く。
少し前を見据えて時間を置く。
チントウの下段払いは、すべての所で四股をしっかり開いて、引きを強く速く引いて前の手を。だから、次への動きは慌てない。
チントウで、十字受けの所は顔を持って行かない、顔を上げ胸を張って背中を伸ばす。次への動きで立ち上がらず、膝を折ったまま両手を脇にかかえて、戻ろうとする力で前に押し出す。
型はいつもより低くの意識で。
すべての動きで、呼吸のはく 吸うを行う。
声はいつもの2倍、大きな声で「えーー」と吐き出す。
空間逆突きの時、後ろの足は膝を伸ばしたまますばやく動かす。踵を着く。足腰手の順で。
顔は常に上げる。私の場合、顎を上げ少し後ろに引くことで首が伸びる。
その時両腕を体に付けて閉め、下におろすと肩も下がる。
[1回]
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