「プールでおぼれ、6歳男児死亡 橿原市」
また、いたましい事故が
起きてしまいました。
亡くなられた男の子のご冥福をお祈りいたします。
なぜ、水の事故が起きるのでしょうか?
少し考えてみます。
今回、監視人は1人いました。
それでも気づかなかった
と話しているようです。
監視人が任務を
いい加減にしていたのではないと思います。
そこに、
水による事故の秘密が隠されています。
野外活動指導者の立場から言えば、
水深30cmでも人間は溺れます。
そう考えると、
今の水遊び、水泳指導のやり方を
変えていくことが求められます。
水に十分慣れる前に、
泳ぎ方の技術を教え、
その習得練習がすべてのように見えます。
要するに、
泳法違反にならず
タイムを縮めることにエネルギーを注ぎます。
溺れるか溺れないかは、
泳げるか泳げないかも関係しますが、
1番大事なのは水を怖がらないということです。
それに、慌てない。
溺れる人の60%は、無理をします。
泳げない、泳ぎに自信のない人は
絶対無理をしません。
もし、深みにはまったり、
体に異変を感じたらまわりの人に知らせます。
そして、息を吸って底まで沈みます。
死にませんから、絶対あわてないことです。
潜ぐれば必ず浮き上がります。
浮き上がったら、
どんな泳ぎでもいいので、浮いていましょう。
それもできない人は、
犬かきをしてください。
これで2分間は浮いてられます。
その間に必ず助けが来ます。
水に入るときは、必ずこの練習を始めにさせます。
プールならもっと安全ですね。
水に慣れるまで、
泳法より潜って浮き上がる練習をさせるべきです。